デジタルグリッドブログ

カーボン・オフセット譚(第5回)

最終回では、加速する脱炭素社会におけるカーボン・オフセットの展望について述べてまいります。自らの省エネ努力ではCO2排出量の削減に限界が来ることは明らかですが、世界中で2050年カーボンニュートラル(実質CO2ゼロ)の目標が発表され続けています。
 果たしてどう達成するべきなのか、その展望について考えます。

 

カーボン・オフセット譚(第1回)

 脱炭素を目指す取り組みとして浸透しつつあるカーボン・オフセットについて、皆様の理解の促進を図ることで、より独創的なアイデア構築の一助にできたらと考え、これまでのカーボン・オフセットの変遷や成功事例、実施の方法や今後の可能性などを5回に渡って述べてまいります。

「ワクワク」が機動力の次世代型アントレプレナーがつくるエネルギー制約から解放される未来~デジタルグリッド株式会社 代表取締役社長 豊田祐介

「日本人はベンチャーと金融に向かない。エリートが安定志向で大手企業就職や公務員を希望して、リスクをとって起業したりしない」と グレゴリー・クラーク多摩大学名誉学長がため息をつきながら話すのを聞いたことがあった。2000年初頭の頃だったと思う。
 それから20年。東大卒エリートの中でも、主流派が安定就職をせずに起業をする潮流が出てきている。デジタルグリッド社社長の豊田祐介もその流れの中の一人だ。

気候危機と最近のサステナブルファイナンスの動きー企業に求められている事は何か?(第1回)

第1回 

 これまでのブログで、地球温暖化に伴い地球環境に今起きている危機的な状況、及びそれに対して求められる対応に関して論考がありました。私からは、サステナブルファイナンス(ESG投資を含む)を推進している機関投資家の立場から、世界の動き、また日本企業として何が求められているのかについて述べたいと思う。尚、本稿は、私が所属する会社の見解ではなく、あくまでも私見であることをご了解願いたい。