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デジタルグリッドブログ

気候変動 -  待ったなしの地球温暖化対策(第4回)

ート4 2020 - 2030:  気候の10年

 

 世界各地で気候変動の影響が懸念されるニュースが絶え間なく報じられていますが、同様に脱炭素化や気候変動対策に向けた動きもまた毎日のように報じられています。 裁判所の命令や、株主たちが大手石油会社に排出量へ削減を求めたり、グリーンテクノロジーセクターに金融投資家が殺到したりと、脱炭素化の実現に向けた動きが見られない日はありません。決して楽観的になれない理由もある一方で、これからの10年は、「気候変動の10年」になるでしょう1

気候変動 -  待ったなしの地球温暖化対策(第3回)

パート3 脱炭素化への道–IEAによる「2050年までにネットゼロ」レポートの要約

 

 毎週異常気象のニュースを耳にしない日はありません。 このような異常気象と気候変動の関連がないとは言えなくなっています。なぜならば異常気象の頻発が自然現象を上回り、CO2濃度が上昇した場合のモデル化されたシナリオの予測とぴったり一致するためです。

気候変動 -  待ったなしの地球温暖化対策(第2回)

パート2  取り返しのつかない転換点を避けるための気候変動対策

 過去数十年間気候変動を示す様々な指標のほとんどが、前年を上回る結果となっています。1960年以降のどの年代においても前年を上回って暖かく、過去30年間はいずれも記録的な温かさとなっています。

気候変動 -  待ったなしの地球温暖化対策(第1回)

パート1 最新の科学的根拠

 2020年にもたらされた多くの変化の1つは、気候変動対策が急務であるという共通認識の高まりです。これは2021年になっても続いており、国際エネルギー機関(IEA)が2050年までに「温暖化ガス排出量を実質ゼロ」を求め、それを達成するための現実的なシナリオを示した報告書を発表し、バイデン米国大統領が気候に関するサミットを開催、中国をはじめとする世界の主要経済国が近い将来および今世紀半ばに向けて脱炭素化への具体的な目標を掲げ、進めることを公式に表明したことなど、ハイレベルでのさまざまな発表やイベントにより一層促進されています。2020年から2030年の10年間が気候変動への悪影響を食い止めるために重要であることはかねてからよく知られていましたが、現在の勢いをみると世界のエネルギー転換がついにギアチェンジし始めたのではないかという期待が持てます。

小さな地域、大きな変化 – 四国で一番小さな町が、日本のサステナビリティの象徴になるまで(第4回)

イノウ、ふるさと上勝の家に帰る

 私が初めて上勝町に足を踏み入れたのは夕刻でした。そして夜とは本来真っ暗であるということに気づかされました。これこそが本当に日が暮れるということなのだ、と思いました。 ほんのわずかな街灯だけがあるだけで、いつもの都会の夜景がないぶん周囲は静寂につつまれていました。耳が慣れてくると川の音は子守唄のようで、そこにカエルや昆虫の合唱が加わり対話のように聞こえてきます。そして、流れ星が1つ2つと流れていそうなほどの満天の星がひろがっています。

小さな地域、大きな変化 – 四国で一番小さな町が、日本のサステナビリティの象徴になるまで(第3回)

コミュニティのゼロ・ウェイストに取り組む村

 子育てには村という環境が必要と言うのは、ある意味正しいのかもしれません。イライラして、ストレスを感じどうしたらいいのか分からなくなっている親御さんたちに、誰かに仕事を任せられるたらいいなと思いませんか、と聞いてみてください。一人では大変なことでも、周りの人々のサポートがあれば、それほど大変ではなくなるかもしれません。

小さな地域、大きな変化 – 四国で一番小さな町が、日本のサステナビリティの象徴になるまで(第2回)

ある山間の小さな村から、世界を動かすアイデアが生まれた

 大きなアイデアはどこからやってくるのでしょうか。私たちの常識を変えるような、新しい動きに火をつけるような変化は、どのようにして起こるのでしょうか?それは、人口が密集している大都市で起こることが一般的ですが、そのようなひらめきは、思いがけないところで起こることもあります。

小さな地域、大きな変化 – 四国で一番小さな町が、日本のサステナビリティの象徴になるまで(第1回)

ゼロ・ウェイスト、ある町で行われている取り組み

 ごみとは何でしょうか。世界の気候変動の危機がもはや もしも ではなく いつ という今、サステナビリティやゼロウェイストのような長い歴史を持つ概念が、突然国際的な議論の最前線にあわらわれました。かつてニッチな市場だと見なされていたグリーン(環境保護)活動は、小さな新興企業から大企業にまで受け入れられています。今では、おしぼりからビールに至るまでの商品に、環境にやさしい、エコ・フレンドリーという言葉が載っています。このようなバズワードや「グリーン・ウォッシュ」と呼ばれる言葉の急激な増加に伴い、サステイナビリティとは結局何を意味するのでしょうか。

人新世における地球と人類 - 私達は次の世代に何を残すのか?(第6回)

  1. 私たちは次の世代に何を残せるか。

これまで5回にわたり、今日の地球環境危機の意味とそれを克服するための社会・経済システム転換について説明してきた。では、日本の私たちにとって、地球環境危機とは何を意味しどう対処すべきなのだろうか。私たちは、地球環境危機だけではなく、人口減少・高齢化、経済の停滞など様々な国内問題にも悩んでいる。そんな中で、私たちは危機を克服し、子や孫の世代に豊かで幸せな未来を引き継げるのか。もちろんそうありたい。しかし、その成否はまだ定かではない。

人新世における地球と人類 - 私達は次の世代に何を残すのか?(第5回)

  1. 社会・経済システム転換③ - 人間的基盤の変革

本稿第三回で示した社会・経済システム転換のダイアグラムの中では、「人間的基盤:社会・経済のあり方の基盤となる人間の内面と行動」を社会・経済システム転換の基礎に据えた。人々が問題を正しく認識した上で合理的な行動をすること、つまり人々の意識と行動の変容(以下「行動変容」という)が地球システム保全の基盤となるからである。今回は、この人々の行動変容を少し掘り下げる。ここは世界観や価値観によって見解が異なるところだが、ひとつの考え方として読んでいただければ幸いである。