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サステナビリティと人類社会のガバナンス ~人類の幸福をかけた地球環境を巡る闘い~


 私たち人類社会が、地球システムの臨界点発動へひたすら突き進む人類存亡の危機を解決できない現実=人類社会のガバナンス不全を直視し、その突破口を探ります。サステナビリティ経営の本質と限界、政治と市場経済の関係、カーボン・プライシングなど環境負荷の内部化/価格付けについても掘り下げます。 

サステナビリティ問題︓地球環境危機による人類社会存亡の危機
私たち人類は、地獄の淵に立っている。あるいは、まっしぐらに氷山に向かうタイタニックの乗客である。
40 億年の地球生物史に対し、私たち現生人類はせいぜい 20-30 万年、人類文明はたかだか 1 万年だ。この人類文明とは、1.2 万年前からの温暖で安定した間氷期「完新世」ではじめて可能になった農耕文明である。今、私たちは、この人類文明の根本基盤=完新世の地球を空前絶後の規模とスピードで破壊し、崖っぷちに追い込んでいる。このままでは既に始まっている地球の異変は加速して制御不能になり、遠からず人類社会は衰亡の危機に瀕する。これこそが地球環境危機であり、人類社会の持続可能性(サステナビリティ)の問題である。


問題認識(第 1 章︓地球環境危機と地球システム)
サステナビリティ問題の出発点・核心である地球環境危機の状況と地球の管理方法を、「地球システム」の観点から考える。
目標設定(第 2 章︓サステナビリティとは何か︖- 再定義)
人類社会の共通利益・目標として追求すべき「サステナビリティ」の意味を問い、再定義する。
方法論(第 3 章︓生産消費システムの転換)
地球環境危機の元凶である環境負荷を生む現代の生産消費システムの状況と転換すべき方向を考える。
人類社会の状況(第 4 章︓人類社会のガバナンス不全)
地球環境危機を解決できない根本原因は、生産消費システム転換を進められない人類社会のガバナンス不全である。その状況を政治と市場経済について考える。
局面打開のアプローチ(第 5 章︓サステナビリティへのアプローチ)
サステナビリティ達成への道とは、畢竟、妨害勢力との政治的闘いに勝ち、人類の共通利益を信じる人々を増やすことであることを説明する。


記事全文は以下リンクより閲覧いただけます。

https://drive.google.com/file/d/1f651la2RzPFzL7yfPvYYbYYXIMHO4GS7/view?usp=sharing